防弾バックパックが店頭に 米の銃乱射から、子供を守るために「怖がるより準備を」

販売者は「学校の安全についての会話を始めることが大切だ」と話しています。
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Guard Dog Securityウェブサイトで販売されている「防弾バックパック」
Guard Dog Securityウェブサイトより

銃乱射事件が後を経たないアメリカ。先週末だけでも、8月4日にオハイオ州デイトンで9人、8月3日にテキサス州エルパソで20人が犠牲になった。

そんな中、9月に学校が新学期を迎えるアメリカの量販店の店頭では、文房具やノートなどの学校用品に加え、今年は「防弾バックパック」が並んでいるという。

今までは主にネットで販売されていたが、保護者の需要が高まり、店頭でも販売されるようになったとテキサスのローカルTV局KXANは報じている。

アンドレア・レイバさんは、親としての心情を米TV局ABCに次のように話した。

「クレイジーな出来事が多く起こっています。そして、悲しいことに、それらは子供に向けられる事も多いのです」

「子供の命は何にも変えられません。だから、守るためにできることはなんでもやります」

Guard Dog Security社の「防弾バックパック」は約100ドルから300ドル(約1〜3万円)で、様々な色や模様、スタイルが販売されている。レベル3の保護力があるとし、9mmまたは.44のハンドガンからの保護が可能だという。

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防弾バックパックの使用方法
Ground Dog Securityのウェブサイトより

同社の設立者ヤジル・シェイク氏はこのバックパックについて、「怖がるのではなく、準備をしておくこと」が重要だと話し、「学校の安全についての会話を始めることが大切」米ABCに話した。

この防弾バックパックの売り上げの一部は、学校の安全の改善のため活動するNPO団体Make Our Schools Safe(私たちの学校を安全に)に寄付される。