USJは「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」終了を受けて、「デロリアン」をヤフオクに出品する。収益は「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」に寄付される。
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A replica of the DeLorean car from 'Back to the Future' is seen on display during the Silicon Valley Comic Con in San Jose, California on March 19, 2016. The comic and entertainment-themed event features exhibits, panel discussions and pop culture artistry. / AFP / JOSH EDELSON (Photo credit should read JOSH EDELSON/AFP/Getty Images)
JOSH EDELSON via Getty Images

大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、人気アトラクション「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」の運営を5月31日に終了する。これを受けてUSJは、これまで使用した実物大の「デロリアン」レプリカなどをチャリティーオークションに出品する。4月19日に公式Twitterで告知したサイト内で発表した。


本アトラクションは2001年にオープン。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の世界観を、劇中に登場するタイムマシン「デロリアン」に乗って体験できるとしてオープン以来15年にわたり人気を博した。USJによると、これまでに5900万人以上が搭乗したという。

出品されるのはアトラクション前に設置されている1/1サイズの「デロリアン」や「次元転移装置」のレプリカ、「デロリアン」のデジタル時計などファン垂涎の品々。オークションは25日13時から順次開始される。「デロリアン」のオークションは5月16日から「ヤフオク!」で始まる予定だ。

なおUSJによると、出品される「デロリアン」のレプリカにエンジンはついておらず、走行もできないという。

オークションによる収益は、映画で主人公マーティー・マクフライを演じた俳優マイケル・J・フォックスさんが設立した団体「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」に寄付される。同団体は、マイケル・J・フォックスさん自身も患った、パーキンソン病の患者を支援している。

■ネットの反応は

Twitterでは「レプリカといえど欲しいな 」「寄付されるのは良いこと」と好意的な意見がある一方、「できればパークに残してほしい」とデロリアンの姿がUSJから消えることを寂しがる声もあった。

■映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とは

アメリカの人気SF映画シリーズで監督はロバート・ゼメキス氏。主人公の高校生マーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)と天才科学者「ドク」ことエメット・ブラウン博士(クリストファー・ロイド)が、自動車「デロリアン」を改造したタイムマシンで、過去や未来を旅して巻き起こす騒動をコメディタッチで描いた作品。1985年に第1作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が公開されて世界的に大ヒットした。89年に2作目「バック・トゥ・ザ・フューチャー パート2」、90年に完結編「バック・トゥ・ザ・フューチャー パート3」が公開された。

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