Boston Dynamicsといえば、世界でもっとも恐るべきロボットと世界でもっとも恐るべきロボット・ビデオを作ってきた会社だが、今回はややユーモラスな側面を見せた。
このビデオで公開されたSpotMiniがGoogleの親会社であるAlphabet傘下でBoston Dynamicsが発表する最後のロボットになるものと思われる。
SpotMiniはミニサイズのキリンのような外観で、非常に高度な作業能力を備えている。ビデオではSpotMiniが階段を上がったり、シンクから皿を取り出して食洗機に入れたりするところがデモされている。また最後のシーンではこのロボットが人間のところに清涼飲料の缶を運んでくるが、なかなか離そうとしないところを見せる。
新しいロボットはBoston Dynamicsがこれまで開発してきたロボットに比べて非常に小さく、ずっとかわいらしいいといってもデビッド・リンチが『トランスフォーマー』を監督したらこうもあろうかというような不気味なかわいさだが)。付属装置を一切省いた胴体部分だけで55ポンド(25kg)、物体をつかめるキリンの頭を加えると65ポンド(29.5kg)だという。
SpotMiniは油圧作動ではなく、1回の充電で90分作動する。奥行きを認識カするカメラ、移動や傾斜を認識する作動部分をもたないジャイロなどさまなセンサーを備え、自由に歩きまわって必要な作業を行うなど外界と適切に交渉できる。初歩的なタスクに関しては自律的に行動できるが、複雑な作業では人間の指示が必要となる。
またこのロボットは床のバナナの皮で足を滑らせて転倒してから立ち上がるなどコメディアンとして十分な演技力もあるようだ。
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(翻訳:滑川海彦@FacebookGoogle+)
(2016年6月24日 TechCrunch日本版「Boston Dynamics、かわいい四脚ロボットがバナナの皮で転倒するビデオを公開」より転載)
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