これまでで最も変わった上司からの依頼事はなんだっただろうか?
秘書やアシスタント職は、多くの人がキャリアのどこかで体験するだろう。もしあなたも経験者なら、大胆で奇妙な頼み事をされたことがあるかもしれない。
Capacity社CEOの秘書であり、アシスタントの指南書やPodcastを手がけるジェレミー・バローズ氏は、幹部秘書たちを対象に、上司からの頼み事で最も馬鹿げていた内容について調査した。その結果、上司たちは秘書に対し、掃除人や探偵、仕立て屋などに依頼するようなことを頼んでいたことが分かった。
「残念ながら、こういった内容は耳にしており、経験もあるので驚きはしません。ただこのような話を聞いて、世界中の秘書が、人生は有害な上司のために働くには短すぎることを思い出してほしいです」とバローズ氏は話した。
ハフポストUS版も幹部秘書たちに同様の質問を投げかけた。バローズ氏の調査結果と共に、その答えを紹介していこう。
・ポルノ動画削除
「『後で妻が来るから、ケイト・スペードの香水を注文して。あと、コンピューターからポルノ動画を全て削除しておいて』と頼まれたことがあります。ありえない」
・指パッチン上司
「私の上司は、何か欲しい時は指を鳴らしていました。彼女のオフィスから『食べ物!』と叫び声が聞こえたら、『ランチが必要」という意味です」
・尾行
「ある人物が実際に面接に行くかを確かめるため、尾行するよう上司に頼まれたことがあります。上司は気性が荒く怖かったので、断れませんでしたが、尾行したふりをして嘘をつきました。上司の機嫌を損ねないようにはなんでもしました」
・浮気隠蔽
「アニバーサリーや誕生日、母の日などに、上司の妻へのギフトショッピングを頼まれることはよくあります。でもバレンタインの時には、妻用ギフトは私が、浮気相手用ギフトは上司が買いに行き、オフィスで交換し、上司は妻用ギフトを家に持って帰り、私は浮気相手用ギフトを郵送しました。
一度、浮気している上司に腹が立ち、上司と浮気相手が真夏に南部に行く予定を知り、浮気相手の好きな高級チョコをわざと買って、溶けて届くよう郵送したこともあります」
・朝の挨拶禁止
「『朝、私が来た時におはようって言わないでくれる?集中力が途切れるから』と言われたことがあります」
・鳥の死骸処理
「上司の車に鳥が飛んできて、死んでしまったんです。オフィスに着くと、私の定規で鳥をとって、処理するよう指示し、定規を返してきました」
・超個人的な病院予約
「私がコンサルティング会社で幹部秘書をしていた際、とても多忙かつ妊娠中だった上司がいました。『気まずいんだけど、産婦人科に予約を入れてくれる?』と頼まれました。私は子どももいるし、産婦人科には慣れてるので大丈夫だと話しましたが、クリニックに電話すると、事前質問の内容がとても個人的なものだったんです。
びっくりして、初めはどう答えていいかわかりませんでした。 クリニックからは『セックスの頻度は?』とか『生理は定期的にきていますか?』と聞かれて困り、『質問をメモして伝えます』と答えました」
・プライベートジェットにヤギミルク
「上司の家族旅行のために、低温殺菌されていない生のヤギミルクを数時間内に見つけ、ボトルに入れてプライベートジェットまで届けなければなりませんでした」
・大量の現金
「『ラスベガスに行くから、1万5000ドル(約200万円)を現金で用意してくれ』と頼まれました」
・掃除
「『ランチで汚れちゃったから私のオフィスの床を掃除しておいて』と指示されました」
・縫い物
「上司の着ているズボンのポケットの穴を縫ったことがあります。ズボンを履き替えて渡してくれればいいのに、履いたまま、ポケットだけ引っ張り出したんです。もし誰かが見ていたら、きっと人事部に連絡したでしょうね」
一部の回答は内容が理解しやすいよう編集しています。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
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