「境界のないセカイ」発売中止について、マンガボックスの樹林伸編集長が公式発表へ

講談社から発売予定だった幾夜大黒堂(いくや・だいこくどう)さんの漫画「境界のないセカイ」の単行本発売および連載が中止された件について、連載媒体のウェブ漫画誌「マンガボックス」の樹林伸編集長から公式説明が出ることになった。
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講談社から発売予定だった幾夜大黒堂(いくや・だいこくどう)さんの漫画「境界のないセカイ」の単行本発売および連載が中止された件について、連載媒体のウェブ漫画誌「マンガボックス」の樹林伸編集長から公式説明が出ることになった。発表は3月20日夜以降を予定している。この説明文は、マンガボックスの全作品の末尾に記載される予定だ。

作者の幾夜さんは「性的マイノリティ(LGBT)からのクレームを恐れた講談社側の意向で発売中止になった」とブログで述べていたが、LGBT団体の一つ「レインボー・アクション」は18日に声明を出し、「他の作品と比べて特段の問題があるとは思われません」として、過剰な自主規制をやめるように訴えていた

一方、単行本の版元になるはずだった講談社も公式発表を検討していたが、取りやめたという。20日夕方に講談社の少年マガジン編集部の担当者への電話取材した結果、以下のようなコメントがあった。

「講談社としては検討した結果、社としての公式声明は出さないことを決めた。ただ、掲載媒体であるマンガボックス編集長の樹林伸氏からの公式説明が、今夜〜月曜のうちに出る見込みで、すでに講談社としては文面を確認済みだ。マンガボックス掲載中の全作品の末尾に説明を掲載する見込みだが掲載日が、いつになるか分からない」

マンガボックス編集部の担当者は不在ということで連絡が取れなかった。

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