講談社が予定していた単行本発売が取りやめになり、DeNAが配信するマンガボックスでの連載も中止された幾夜大黒堂(いくや・だいこくどう)さんの漫画「境界のないセカイ」が、別会社で連載継続することになった。4月1日、幾夜さんが自身のTwitterとブログで発表した。
幾夜さんによると、出版社からの発表もあるため、詳細は後日に発表するという。幾夜さんは、連載継続に向けて支援したファンへの感謝の言葉を述べている。
連載中止の発表から二週間、お声をかけていただいたり自分からお願いしたりした出版社さんといろいろお話ししてきました結果、「境界のないセカイ」の連載を継続させていただけるところとお話がまとまりました。正式な発表はまた後日になると思いますが、ご支援ご声援いただいた皆様への感謝とともにご報告をさせていただきます。本当にありがとうございました。
(「境界のないセカイ」内定とれました。: 幾屋大黒堂Web支店 @SakuraBlog 2014/04/01)
作者の幾夜さんは「性的マイノリティ(LGBT)からのクレームを恐れた講談社側の意向で発売中止になった」とブログで述べていた。一方、LGBT団体の一つ「レインボー・アクション」は18日に声明を出し、「他の作品と比べて特段の問題があるとは思われません」として、過剰な自主規制をやめるように訴えている。
マンガボックス編集長の樹林伸(きばやし・しん)編集長が3月25日に公式声明を出したが、連載中止の理由については一切触れず、自身のTwitterで「『経緯』は既に書いたように作者ブログにあった通りです」と述べるに留めていた。
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー
関連記事