上遠野浩平さんの小説「ブギーポップは笑わない」が、年内にテレビアニメ化されることが決まった。3月10日、東京・秋葉原で開催されたイベント「電撃25周年記念 ゲームの電撃 感謝祭2018」で発表された。
刊行から20年を迎えた今も"不朽の名作"と称えられ「ライトノベルの金字塔」の一つとして知られる。2000年にテレビアニメ化と実写映画化が果たされたが、刊行20年の節目に再びアニメ化されることになった。
※アニメ化が発表されたステージ(PV放映、悠木碧さんら登壇)の模様は43:47頃~。
■「ぼくは自動的なんだよ。だから名を不気味な泡(ブギーポップ)という――」
「ブギーポップは笑わない」(1998年刊行)は上遠野浩平さんのデビュー作。ライトノベルのトップレーベル「電撃文庫」(KADOKAWA)から刊行されている。
"世界の敵"と戦うため、「ブギーポップ(不気味な泡)」という別人格が浮かび上がる少女・宮下藤花を中心に少年少女たちの物語が描かれる。
「ブギーポップ」シリーズは、「キノの旅」シリーズで知られる時雨沢恵一さんや「〈物語〉シリーズ」で知られる西尾維新さんなど、数多くのライトノベル作家に影響を与えた。
今回のアニメ化では「ワンパンマン」を手がけた夏目真悟氏が監督に。アニメーション制作は「マッドハウス」が担う。
宮下藤花/ブギーポップは、「魔法少女まどか☆マギカ」(鹿目まどか役)や「幼女戦記」(ターニャ・デグレチャフ役)などで活躍する声優の悠木碧さんが務める。
悠木さんは「今からアフレコが楽しみです!20年育まれてきた世界観を受け継いで、丁寧に命を吹き込みたいと思います!」とTwitterで意気込みを綴った。