「ビートたけしのスポーツ大将」が3月22日、25年ぶりに復活する。1985〜90年までテレビ朝日系で放送され、ビートたけしとたけし軍団が様々なスポーツに挑戦し、スポーツバラエティーの金字塔として人気を博した番組だ。超高速ランナー人形「カール君」も四半世紀を経て、「北野暴流闘(きたの・ぼると)くん」へと進化を遂げ、強豪との対決に挑む。
復刻放送されるのは、『ビートたけしのスポーツ大将〜ナインティナインも参戦SP〜』。テレビ朝日系列で22日午後6時57分から4時間の特番で放送され、人気タレントの「ナインティナイン」のほか、オリンピックのメダリストや元プロ野球選手らも出演する。
番組ではかつての人気コーナー「カール君に挑戦」も復活。男子100メートルの世界記録保持者、ウサイン・ボルト(28)をイメージした“世界最速の怪物マシン”とされる「北野暴流闘くん」が登場する。レールの上を走る超高速ランナー人形「カール君」の進化版だ。ハンデによって、勝った時の賞金の額が異なるレースを行い、ハンデなしで勝った場合は、1億円が贈られる。
100メートルを10秒前後で走った「カール君」は、伝説の陸上選手カール・ルイスを模した超高速ランナー人形で、100メートルを10秒前後で走ったルイス選手の走りを忠実に再現。早すぎたために非難が殺到し、100メートルを11秒台で走る「小カール君」が開発された。その後、後半で急加速する「小カール君ターボ」も開発された。
カール・ルイス(August 4, 1984 in the Los Angeles Coliseum. Photo by David Madison/Getty Images)
ORICON STYLEによると、3月12日にビジュアルが公開された「暴流闘くん」は、美術スタッフが半年をかけて研究・制作し、完成したもので、身長190センチ、体重は約40キログラム。顔はたけしさんに似ているが、“筋骨隆々”の体に青いユニホーム姿で、右手に「ボルト」を握っている。「カール君」ではスタッフによる手押し式スタートだったのが、電動スタート式に変更され、陸上男子100メートルの世界記録の9秒58をマークする可能性があるという。
番組ではかつてのような豪華セットが用意され、たけしさんは「ちゃんと予算を使ってるなと思ったね。やっぱりバラエティはお金を使わないと面白くないからな」と満足げにコメントした。
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