ボビー・ウーマックさん死去 ローリング・ストーンズも敬愛する「ソウルレジェンド」

アメリカの伝説的なソウル・シンガーで、ローリング・ストーンズにカバーされるなど、ボビー・ウーマックさんが6月27日に死去した。享年70。『ローリング・ストーン』電子版などが伝えた。

アメリカの伝説的なソウル・シンガーで、ローリング・ストーンズにカバーされるなど、「ソウルレジェンド」として知られるボビー・ウーマックさんが6月27日に死去した。享年70。音楽雑誌『ローリング・ストーン』電子版などが伝えた。

ウーマックさんが所属しているイギリスのレコード・レーベル「XLレコーディングス」の代理人が発表した。死因については現在のところ不明。

ニューヨーク・タイムズによると、1944年オハイオ州クリーブランドで生まれたウーマックさんは、ゴスペルシンガーとして10歳でデビュー。兄弟とともに「ヴァレンチノズ」を結成した。

また、CNNによると、ソウルシンガーのサム・クックに見出され、バックバンドでギターを担当。1964年に発表した『イッツ・オール・オーヴァー・ナウ』は、ローリング・ストーンズのカバーが全英1位を獲得するヒットとなった。

その後ソロキャリアをスタートさせ、1972年にはシングル「ウーマンズ・ガッタ・ハヴ・イット」がR&Bチャート1位を獲得した。同年、映画『110番街交差点』のサントラを担当、主題歌は1997年、クエンティン・タランティーノ監督の映画『ジャッキー・ブラウン』でも使用された。

1981年には代表作として名が上がるアルバム『The Poet』と続編『The Poet Ⅱ』を発表。

2009年にはロックの殿堂入り。受賞の際には、「まず最初に思ったのは、サム・クックを呼んでこの瞬間を分かち合いたかった」と述べた

近年は前立腺がんやアルツハイマー病を患っていることを公表。しかし、2012年には18年ぶりのアルバムを発表するなど精力的に活動していた。

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