路上でホームレス生活を送っていたイギリス青年を救った、茶トラの猫がいる。猫の名前はボブ。愛くるしい目で、まっすぐにこちらを見つめている。
ミュージシャンの夢に破れ、様々な困難に出会い路上生活者となったジェームズ・ボーエン氏。人生に目的も目標も持てないまま、いつまでもヘロイン中毒から抜け出せずにいた彼が、ある寒い夜、日茶トラの野良猫ボブと出会う。この出会いによって、ふたりの人生は大きく変わっていく――。
飼い主とペットという関係を超えて、人生のパートナーとして困難を乗り越えていくふたりの友情物語が、イギリスで反響を呼び、70万部を超えるベストセラーになっている。日本では2013年12月に『ボブという名のストリート・キャット』(辰巳出版)として翻訳出版された。
著者のボーエン氏は刊行に際し、インタビューで「ボブとともに生きるというチャンスをしっかりつかみ、人生を大きく変えることができた。人は誰でも、どんなところからでも、立ち直ることができる」と語ったという。
現在、約13万人のフォロワーがFacebookを通じて、ふたりの活動を見守っている。本書は世界28カ国で翻訳されている。
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