タイを拠点に活動するAKB48の姉妹グループ、「BNK48」が1月25日、コンサートのリハーサルで、ナチスのシンボルである鉤十字に見えるマークがプリントされた衣装を着ていたことが話題となり、メンバーが直接謝罪する事態となった。
■批判殺到、メンバー自らが謝罪
タイメディア「カオソット」の英字版によると、問題のマークがプリントされた衣装を着ていたのは19歳のメンバー。1月25日に行われたコンサートのリハーサルで着用していたという。衣装には、腹部に鉤十字のマークが1つ大きくプリントされていた。
シャツを着たメンバーの写真がFacebookなどで拡散されると、批判が相次いだ。これを受け、このシャツを着ていたメンバーがステージ上で「もう2度とこのような事態は起こしません」と謝罪する事態となった。
BNK48のFacebookの公式アカウントも27日、「不適切なプリントがされた衣装について深くお詫び申し上げます。このような事態を起こさないように最善を尽くします」などと投稿した。
■イスラエル大使館もコメント
今回の騒動を受け、在タイイスラエル大使館のスマダー・シャビラ首席公使はtwitterで、「驚きと落胆を表する」とコメントした。そして、1月27日が国際ホロコースト記念日であることにも言及し、「ナチスによって殺害された人や遺族の気持ちを傷つけるものだ」と批判した。