黒人少年が、ファーガソン近くで再び白人警官に射殺される(動画)

2014年8月に18歳の黒人青年が白人警官に射殺される事件があったばかりのミズーリ州セントルイス郡ファーガソンからわずか数キロほどの場所で、18歳の黒人青年が警察官に撃たれて死亡したと警察が発表した。
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2014年8月に18歳の黒人青年が白人警官に射殺される事件があったばかりのミズーリ州セントルイス郡ファーガソンからわずか数キロほどの場所で、アメリカ時間12月23日の夜遅く、18歳の黒人青年アントニオ・マーティンさんが警察官に撃たれて死亡したと警察が発表した。

地元紙「St. Louis Post-Dispatch」の報道によると、マーティンさんは、ミズーリ州バークレーのガソリンスタンドで白人の警察官に撃たれたという。警察は、マーティンさんが警察官に銃を向けたため発砲したと説明している。

被害者とされるマーティンさんの母親、トニー・マーティンさんはPost-Dispatchの取材に対し、息子が警察に撃たれたと話している。

AP通信は以下のように詳細を伝えている。

セントルイス郡警察の報道官、ブライアン・シェルマン巡査部長によると、バークレー警察署の警察官は、定期巡回中の23日23時15分頃、ガソリンスタンドで2人の男の姿を見かけ、彼らに近づいたという。

シェルマン巡査部長によると、男の1人が拳銃を取り出して警察官に向けたため、警察官は3発発砲し、それが男に当たって致命傷になったという。もうひとりの男は逃走し、死亡した男の拳銃は回収された、とシェルマン巡査部長は説明した。

セントルイス郡警察はFacebookページで、バークレー警察が、セントルイス郡警察の対人犯罪課に調査を要請したことを明らかにした。

ソーシャルメディアでは、ハッシュタグ「#AntonioMartin」がトレンドに入っている。現場にいた人たちは、発砲があったガソリンスタンドの周りに60~100人ほどが集まったと報告している。

現場からのライブストリーム映像では、住民が警察と口論している様子が映っており、マーティンさんの母親とされる女性が、「あれは私の子よ!」と泣いているのも聞こえる。

翌24日、セントルイス郡警察はガソリンスタンドの防犯カメラの映像を公開した(以下の動画)。動画には、警察官が現場に到着し、発砲に至るまでの様子が映っている。また、同警察の公式チャンネルには、異なるアングルからの動画が3本公開されているが、どれも明瞭とはいえない。

警察官にはボディカメラが支給されていたが、事件発生当時は装着していなかったと、セントルイス郡警察のジョン・ベルマー署長は24日の午前に行われた記者会見で述べた。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:湯本牧子/ガリレオ]

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