『ブラックボックス展』、痴漢の被害を受けたとの告発相次ぐ ギャラリーが謝罪

「問題行為があったとするならばそれは誠に遺憾であり、警察担当者のご協力のもと事実の究明を急いでおります」
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都内で行列『ブラックボックス展』ギャラリー謝罪 問題行為「警察協力のもと事実究明」

5月6日~6月17日まで東京・港区のギャラリーで開催された『なかのひとよ BLACK BOX(ブラックボックス展)』で、痴漢の被害を受けたとネットでの告発が相次いでいた問題で、ギャラリー側は21日、公式サイトに謝罪文を掲載。現状、入場者から会場側に直接の被害報告は受けていないとしたが、「問題行為があったとするならばそれは誠に遺憾であり、警察担当者のご協力のもと事実の究明を急いでおります」と情報提供を呼びかけている。

『ブラックボックス展』はアーティスト・なかのひとよ氏によって開催されたアートイベント。内容について一切事前告知をせず、来場者にはイベント期間中、展示内容についてインターネット上で発信・公開することを禁止する“同意書”に署名させるなど、異例の企画性が口コミで広がり、平日でも数時間待ちの行列ができるほど話題に。しかし会期終了後、来場者から「場内で痴漢を受けた」などSNS上で被害の告発が相次ぎ、物議をかもしていた。

会場側は「この度は弊ギャラリーが主催しました『なかのひとよ|BLACK BOX』(ブラックボックス展)に関してインターネット上で多くの皆様をお騒がせ致しておりますこと、またご心配をおかけ致しておりますことについて、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。

会期中はスタッフを増員して常に会場に待機させ、来場者から指摘があれば場内を巡回するなど安全確保に務めたことを説明し「しかし、残念ながら我々が予期せぬ来場者による様々な行為(床のタイルを剥がす、壁を執拗に叩く、ドアを無理やり開けようとする等)があったことは事実として確認しております」と明かした。

また、「現在に至るまで直接ギャラリーに具体的な被害を申し立ていただいた事例はございませんが、それ以外にも問題行為があったとするならばそれは誠に遺憾であり、警察担当者のご協力のもと事実の究明を急いでおります」とし、「何か少しでも手がかりになる情報をお持ちの方はご一報ください」と呼びかけた。最後は「当ギャラリーは『実験』と『犯罪行為』は明確に線引きし、お客様の安心・ 安全を侵害する諸 行為に対していかなる許容も致しません」と結んでいる。

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