帝王切開の痛みは言葉になりません!ヤバいです!でも不思議なことに…

女性の体の回復力、すごいですね。
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身長100cmの私は、ハイリスクの妊娠・出産を乗り越え、無事赤ちゃんが生まれました。

予定日より約一か月早い35週、2100gで生まれた赤ちゃん。NICUの保育器に入りました。

私の妊娠出産で大切なことは二つ。理解のある医師に診てもらうことと、NICUの整った病院で生むこと。早産になることは確実で、小さく生まれた赤ちゃんは発達障害をはじめ、様々な障害を持つ可能性が高いからです。また私の障害が遺伝していて、私のように生まれてすぐに骨が折れるかもしれません。

でも日本でNICUの整った病院は限られています。またNICUのある産科に通っていても、赤ちゃんが生まれたときにNICUの空きがなく、入れないこともあります。私の赤ちゃんが無事生まれて、NICUに入れたことは、ラッキーでした。

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赤ちゃんは呼吸が安定していなかったので、保育器の酸素濃度を高くし、また鼻に管を通し、酸素注入をしました。

生まれた日は、私は赤ちゃんに会えませんでしたが、翌日、初めてのご対面!おなかの中に入っていたのが、この子だったなんて!感動というより、不思議な感じでした。子猫のなき声のように、「うにゃーうにゃー」と泣くのがとてもかわいかったです。

赤ちゃんは保育器から出られないので、泣いても抱っこはできず、保育器に手を入れて、タッチするしかできません。妊娠した時から、早産になるのは分かっていたし、赤ちゃんをだっこできないことも覚悟していたのだけど・・・悲しかったです。

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あかちゃんは直接おっぱいが吸えないので、搾乳をし、私の指に母乳をつけて、なめてもらいました。吸う力が強く、もっとほしがっているようでした。

 そして赤ちゃんと会えたこと以上に、産後びっくりだったのは、帝王切開後の痛さです。帝王切開と決まっていたので、陣痛のイメージトレーニングや、出産の呼吸法の練習はせず、代わりに帝王切開についてはいろいろ調べていました。経験者から話を聞いたり、ネットや本で読んだり、覚悟は万全のつもりだったのだけど、体のダメージは想像以上!すさまじかったです。寝返りもできず、体中が重く、とにかく痛い。「うーうー」とずっと唸っていました。

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でも赤ちゃんに会いたい!移動式ベットでNICUまで移動し、赤ちゃんを見るために座りたいのですが、お腹や背中に全然力が入らない。手で体を支えて、体を持ち上げ、保育器越しに赤ちゃんを眺めていました。

私は普通の出産をしたことがないので、帝王切開とどっちが大変かは比べることはできません。でも一つ言えることは、帝王切開後の痛みは言葉になりません!ヤバいです!

しかしこれまた不思議なことに、無理にでも動いていると、痛みがどんどんやわらぐのです。1週間たつとほぼ痛みを感じず、普通の生活に戻れるのです。女性の体の回復力、すごいですね。

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