ビリギャル、原作は100万部突破しミリオンセラーに

坪田信貴さんが書いた「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(通称・ビリギャル)の快進撃が止まらない。
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坪田信貴さんが書いた「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(通称・ビリギャル)の快進撃が止まらない。一昨年12月末に発売され、今年4月には文庫本も発売。また、ビリギャル自身のさやかちゃんと、そのママああちゃんが共著で描いた「学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話」も、10万部を既に突破し、ビリギャルが漫画化もされるなど、国民的ヒットの様相になっている。

書籍の業界は、1万部売れればヒットと呼ばれる中で、幅広い層の共感を呼び、発行は100万部を越え、ミリオンセラーとなった。

一方で、学年ビリとはいえ主人公のさやかちゃんが通っていたのは進学校だったのではといった指摘や、学習塾を通じた物語に、問いなおすべきは所得格差から生まれる教育格差では、といった声も上がるといった現象は、裏返せば注目度の現れ。今話題の作品と、やはり言えるだろう。

5月1日からは映画「ビリギャル」が公開となり、こちらも順調な出足だ。

新作では、ベストセラー「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(坪田信貴著、KADOKAWA刊)を有村架純主演で映画化した「映画 ビリギャル」が、5月1日より全国285スクリーンで公開され、オープニング週末2日間で動員22万4845人、興収2億8511万3000円をあげて初登場4位に食い込んだ。興収15億円以上は確実で、GW後のパフォーマンス次第では興収20億円以上も狙える上々の出足。

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書籍のミリオンセラーは、2012年が1冊、2013年が5冊といった中での大反響。本作の特徴は、SNSから生まれ、SNSで拡散している点。誰もが自由に(無料で)好きな物語をネットに掲載できる掲示板サービス「storys.jp」に坪田さんが書いたエピソードが、SNSでシェアにシェアが重ねられ、このネットでのブレイクに目をつけた出版社からのオファーで実現したこの書籍化。

そして、書籍や映画の反響もSNSを通じて広がりを見せている。

今後どこまで支持が広がるのか、注目したい。