ジョー・バイデン氏やバラク・オバマ氏、イーロン・マスク氏、ビル・ゲイツ氏、ジェフ・ベゾス氏などの政治家やテック界大物らのTwitterアカウントが、ハッキングされた。
デジタル通貨詐欺の可能性があると見られている。
15日に投稿されたマスク氏のTwitterには、自分のビットコインアドレス(BTCアドレス)に送金すると、支払いを倍にすると書かれていた。
バイデン氏とゲーツ氏のアカウントにも同様のメッセージが投稿されており「1000ドル(約10万円)送ってくれたら、2000ドル(約20万円)送金します」と書かれている。
バイデン氏のアカウントに表示されたツイート:「コミュニティにお返したい。この下のアドレスに送ってくれたビットコインを、2倍にして返します!もし1000ドル送ってくれたら、2000ドル送り返します。30分限定です」
ベゾス氏のアカウントも、自分のBTCアドレスに送ってくれた金額を、2倍にして返すとして「最高金額は5000万ドルまで」と投稿した。
バイデン氏とゲーツ氏、マスク氏のTwitterに書かれていたBTCアドレスは同一のものだった。
オバマ氏のアカウントに表示されたツイート:「新型コロナウイルスの影響を受けたコミュニティにお返しがしたい。下記の私のアドレスに送ってくれたビットコインを倍にして返します。もし1000ドル送ってくれたら、2000ドル送り返します。30分限定です」
ニューヨークタイムズは、この詐欺ですでに少なくとも10万ドルが被害にあっていると伝える。
またCNBCによると、倍額の返金をすると約束する似たようなツイートは、AppleやUber、モバイル決算アプリのCash App、ラッパーでプロデューサーのカニエ・ウェスト氏、前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏のTwitterにも表示されているという。
一部でツイートを投稿できなくなっており、ツイッターは、「セキュリティ上の問題を確認しており、修正に向けて調査を進めている」としている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。