アメリカ人のプロサーファーのベサニー・ハミルトンが5 月31日、ワールド・サーフリーグのフィジー女子プロで、3位に入賞した。BBCなどが報じた。
ハミルトンは2003年、13歳のときに出身地のハワイで、サメに襲われて左腕を失った経験を持つ。夢あきらめなかった彼女は、練習を再開しプロサーファーとなった。2015年3月には、男児を出産している。
3位に入賞したベサニー・ハミルトン
26歳のハミルトンは、タバルア島で開催された同大会にワイルドカード(特別参加枠)で出場した。上位入賞は厳しいとされていたが世界ランク1位のタイラー・ライトや、6度の世界女王になったステファニー・ギルモアを退けて、3位に輝いた。
ハミルトンは、試合後のインタビューで「私の経験が、若い女の子たちが夢を追いかけて、素晴らしい大人の女性になる手助けになればと思っています」などと語った。
「腕を失ってからも、将来やりたいと思っていたことを、全部できています」と彼女は付け加えた。「若い子たちには、自分の気持ち次第で何だってできると感じてほしいです」