バーニー・サンダース氏の“普段着すぎる”就任式ファッション、チャリティになって人助けへ

ネットを席巻したあのサンダース氏の姿が、今度は食べ物に困っている人を助けることになりました
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大統領就任式にフード付きのジャケットと分厚い手袋、それに脇に茶色い封筒を抱えて参加し、「普段着すぎる」「まるで郵便局に来たおじいちゃんのような格好」と話題になったバーニー・サンダース上院議員

大量のコラ画像が作られてネットを席巻したこの姿が、今度はチャリティとなって食べ物に困っている人を助けることになった。 

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大統領就任式に出席したサンダース氏(2021年1月20日)。
BRENDAN SMIALOWSKI via Getty Images

サンダース氏の選挙陣営は1月21日、椅子に座るサンダース氏の姿がプリントされたトレーナーを選挙サイトで発表

サイトによるとトレーナーの売上は全て、サンダース氏の地元バーモント州で高齢者の食糧支援をする慈善団体「ミールズ・オン・ウィールズ・バーモント」に寄付される。

トレーナーは100%オーガニックコットンでユニセックス、値段は45ドル(約4600円)だ。

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Bernie Campaign Store

ただしバーニートレーナーは大人気のようで、現時点ですでに売り切れ。「この商品は注文が殺到しており、お手元に届くまでに4〜8週間かかります」と説明されている。

大統領就任式での飾らないサンダース氏の姿は多くの人の心をつかみ、就任式の最中からコラ画像がネットに溢れた。

しかしサンダース氏自身は、自分の姿が就任式の間にネット上で拡散していることに気がつかなかったという。

21日に出演したトーク番組「レイト・ナイト」でサンダース氏は、「私はただ座って体を温めながら、就任式に集中しようとしていただけです」と語った

さらに手袋を作ったバーモント州に住む教師ジェン・エリス氏について、「この手袋を作った女性は教師で、とても素晴らしい人です。手袋がものすごく注目されて、彼女は圧倒されています」述べた。

手袋はエリス氏が数年前にサンダース氏にプレゼントしたものだ。

エリス氏によると、手袋は再利用したウールのセーターで作られていて、ペットボトルをリサイクルしたフリースで裏打ちされている。

この手袋にも注文が殺到したそうだが、残念ながら手袋はもう売られていない。

エリス氏はTwitterで「バーニーの手袋に関心を持ってくださってありがとうございます!」「残念ながら、もうお売りできる手袋はないんです。手作りサイトでたくさんのクラフターたちが手袋を作っていますのでぜひそちらを見てみてください」と説明している。