東西冷戦の象徴だった「ベルリンの壁」が崩壊してから、2月6日で「10316日(28年2カ月17日)」を迎えた。
「崩壊後の期間」と「存在した期間」が同じとなり、2月7日からは「崩壊後の期間」が上回る。
「ベルリンの壁」は1961年8月13日、当時の東ドイツ政府が建設を始めた。
「壁」は、東ドイツから西ベルリン(西ドイツ領)への亡命を防ぐためにつくられた。
西ベルリンを取り囲むように作られたコンクリートの「壁」は、5年間で総延長約30キロになった。
ベルリンの象徴「ブランデンブルグ門」の目の前にも壁ができた。
家族が、友人が、愛する人が分断された。
自由を求める人々が、「ベルリンの壁」を越えようとした。
壁を越えようとした数多くの人が命を落とした。
1989年11月9日、「ベルリンの壁」は市民たちの手によって壊された。翌年、東西ドイツは再び一つになった。
壁が消え、「ブランデンブルグ門」も再び通行できるようになった。
ドイツには「ベルリンの壁」の跡が残っており、分断の歴史を今に伝えている。