アイルランド西部にあるアキル島のドゥーア海岸で、1984年の暴風雨の影響で消失した砂浜が突然姿を現わし、村人や行楽客を喜ばせている。
アイルランドの人たちは、ここ数週間でドゥーア海岸に大量の砂と貝殻を運んできてくれた潮流に大喜びだ。
「とんでもなくすごいことだ」と、地元の旅行会社「アキル・ツーリズム」のショーン・モロイさんは「アイリッシュ・タイムズ」に語った。モロイさんによると、ドゥーア村の砂浜は1984年夏に嵐に遭うまでホテルやゲストハウスのある観光地だったという。
モロイさんは「アイリッシュ・ポスト」に、強風が「どこかから侵食された砂を運んできたに違いない」と話した。
アキル島ドゥーアの消えたビーチが再び姿を現わした。
ビーチの出現によってドゥーア海岸は、突然人気の観光地となった。
「昨日は新たにできたビーチを見に、アイルランド中やイギリスからやって来た車、キャンピングカー、人々で村はごったがえしていました」と、アキル島観光協会のエメット・キャラハンさんはBBCに話した。「地元の人たちはビーチで過ごした日々や子供時代の思い出を話していました。そして自分たちが子供を持った今、ビーチが戻って来たのです。信じられないですね」
ドゥーアの新しいビーチからおはようございます! 素敵な日曜日を。
「アイリッシュ・タイムズ」によると、作家のグレアム・グリーンがこのビーチに滞在したことが知られている。彼はここで『事件の核心』と『落ちた偶像』を執筆したと考えられている。
「ここは美しい村ですが、岩だけでなく見事なビーチの眺めがあればすばらしいでしょう」と地元のレストラン店主アラン・ギエルティーさんはガーディアンに語った。「砂浜が復活したニュースが流れてから、中部からとてもたくさんのお客さんがやって来ています」
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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