旧日本軍の戦艦「武蔵」とみられる船体を発見したアメリカの資産家ポール・アレンさんが3月6日、新たな動画を公開した。フィリピン中部のシブヤン海の海底1000mで撮影されたもので、スクリューやかじ、15.5cm副砲、測距儀、蒸気タービン、艦橋などが映っている。
産経ニュースによると、フィリピン国立博物館が5日に船体の調査チームを立ち上げた。アレンさんから映像や調査データの提供を受けながら、真偽も含めて検証する。同博物館は既に日本政府当局者とも非公式に接触し、今後の取り扱いについて意見交換を始めたという。
「武蔵」は、姉妹艦の「大和」と並んで太平洋戦争当時、世界最大の戦艦だった。1944年10月24日、フィリピンのレイテ島攻撃に向かう途中にシブヤン海でアメリカ軍の艦載機の攻撃で撃沈した。4日に投稿された動画には、特徴的な46cm主砲やカタパルト、錨。船首の菊の紋などが捉えられていた。
■ポール・アレンさんが投稿した「戦艦武蔵」とされる写真
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