韓国プロ野球で、少年が巨大な風船に入って始球式。ソーシャルディスタンスな開幕を迎える

無観客で開幕。だけど試合を盛り上げる様々な工夫が凝らされました

新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた韓国のプロ野球リーグが、約5週間遅れて5月5日に開幕した。

多くの野球ファンが待ち焦がれていたシーズンのスタート。

この日のロッテ・ジャイアンツとKTウィズのチームの試合では、少年が巨大な風船に入る「ソーシャル・ディスタンス・始球式」が行われた。

始球式のマウンドに立ったのは、9歳のリー・レイオンさんだ。

リーさんはボールを投げる代わりに、巨大風船に入ったままキャッチャーのところまで歩いていき、風船越しにタッチを交わした。 

各地で行われた開幕試合は、無観客で行われた。コーチや審判はマスクを着用し、選手は試合の前に体温を測らなければいけなかったとロイターは伝える。

スタジアムにファンはいなかったが、座席に観客の顔が貼られたり、バックスクリーンに自宅で応援するファンの姿をうつしたりと、試合を盛り上げるための様々な工夫が凝らされていた。

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マスクをつけた選手たち
Chung Sung-Jun via Getty Images
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スタンドにはファンの顔の写真が貼られた
Chung Sung-Jun via Getty Images
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バックスクリーンにうつされた、自宅で応援するファンたち
JUNG YEON-JE via Getty Images
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チアリーダーもマスクを着用
JUNG YEON-JE via Getty Images

韓国では2月に新型コロナウイルスの大規模感染が発生したが、その後の大規模な感染追跡や検査の実施により、感染者数を抑え込むことに成功している。ここ数日の国内の1日の新規感染者数は10人前後だ。

人々は仕事に戻りつつあり、美術館や図書館、そして野球やサッカーなどのプロスポーツが再開するなど、通常の生活が戻りつつある。

アメリカや日本でプロ野球の開幕日程が決まらない中で、韓国のプロ野球の再開は、スポーツファンにとって明るいニュースとなるだろう。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。