海江田万里民主党代表は18日、自身のフェイスブック(Facebook)ページに、独自のガイドラインを作成した。「当Facebookページに対して、以下のような投稿を行うことは禁止します」として、「民主党、海江田万里を含む第三者になりすます行為」のほか、「民主党、海江田万里の名誉・信用を傷つける内容」や「建設的な議論を妨害妨げる行為」などを投稿することが禁止事項として挙げられている。
参院選でネット選挙が解禁されることを受け、海江田氏は5月3日に自身のフェイスブックページを開設、毎日数個の投稿を行なっているようだ。18日16時現在、900以上のいいねが付いており、海江田氏側が行った投稿には、それぞれに対して20〜30個のユーザーコメントが付いている。
しかし、これらのユーザーコメントには、「何人の公認候補を血祭りにあげるおつもりですか?」「ふざけるな」など、怒りを含んだコメントも多い。その投稿に対してか、海江田氏は19日、下記のような内容を含む投稿を行った。
「 私は子どもの頃から、新聞記者であった父から、文章を書くには作法があると教えられてきた。短い文章でも起・承・転・結つまり、話の論理展開を重視すること、名文でなくてもいいから達意の文章を書くこと、また他人に誤解を与えないように、読む人のことを考えて書くこと、などを教えられた。父の教えを全て守れたとは思わないが、そうありたいと努力をしてきた。
私は、当然、他の人もそうするものと思っていた。しかし、最近のネット上の諍いを見ていると、そうした作法とはまったく関係なく、他人を誹謗中傷する文章が溢れている。
(海江田万里氏フェイスブックより。)
この投稿には、50件以上のコメントがつけられた。なかには「頑張れ」というコメントもあったが、「〜です・〜ます調ではなく、〜だ・〜である調の、上から目線のものの言い方では通じない」とする意見や、「フェイスブックは双方向が可能なツールであるので、コメントなどの質問に回答してほしい」、「反感を買います」など、海江田氏のフェイスブックページ運営に対するコメントが多く寄せられた。
その上で、海江田氏オリジナルのガイドラインを設けたようである。
フェイスブックの規約には「他の利用者に対するいじめ、脅迫、嫌がらせに当たる行為は禁止します。」という規約がある。しかし、海江田氏側は、それだけでは足りないと考えてガイドラインを設けたようだ。このガイドラインに関する投稿には、100件以上のユーザーコメントが寄せられている。
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