爆笑問題のNHK・ネタボツに、辻仁成氏「フランスからすると、苦笑問題」

爆笑問題がNHKの番組に出演した際、事前に用意していたネタを局側からボツにされていた。このニュースを受けて、昨夏の辻仁成さんが「フランスからすると苦笑」とコメントした。
|
Open Image Modal
Japanese writer Hitonari Tsuji poses during the inauguration of the 32th Paris' book fair, on March 15, 2012 in Paris. The Paris' 2012 book fair which runs from March 16, 2012 to 19, will host 2,000 authors and 1,200 publishers from forty countries, with Japan and Moscow as guests of honours. AFP PHOTO FRANCOIS GUILLOT (Photo credit should read FRANCOIS GUILLOT/AFP/Getty Images)
FRANCOIS GUILLOT via Getty Images

お笑いコンビの爆笑問題が、NHKのお笑い番組に出演した際、事前に用意していた政治家に関するネタを、局側からボツにされていた。このニュースについて、フランス在住の作家、辻仁成(つじ・ひとなり=55)さんが1月8日、「フランスからすると苦笑」とツイートした。

フランスでは7日、風刺漫画で知られるフランスの政治週刊紙「シャルリー・エブド」の本社が銃撃を受け、12人が殺害された。この事件を受け、フランスだけでなく世界各地で抗議デモが行われ、「表現の自由を封じることはできない」と大勢が訴えた。

パリで暮らして12年の辻さんは、事件発生時からTwitterに、現地の様子を日本語で投稿。連日、緊迫した様子を伝えていた。

なお、NHKの籾井勝人会長は8日の定例記者会見で、爆笑問題のネタをボツにしたことについて自身は関与していないとしたうえで、「公共放送で、視聴者もいろんな方もいる。お笑いの人のギャグで、ある個人に打撃を与えるのは品性がないと思う。やめた方がいい」と述べた。また、風刺と表現の自由の問題については「ケース・バイ・ケース」とコメントした。

【関連記事】

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています