写真家セス・キャスティールさんは子犬が水中で泳ぐ愛らしい写真で名を広め、その作品は5冊の写真集に掲載された。キャスティールさんの最新プロジェクトでは、カメラは別の種類の小さな被写体に向けられた。すなわち、人間の赤ん坊である。
「アンダーウォーター・ベイビー」は可愛らしい幼児の水泳レッスンの様子を特集している。キャスティールさんはハフィントンポストの取材に対し、10の州に赴き、18の幼児水泳スクールと協力し、水中カメラを持ってクラスに参加した、と話した。赤ん坊の年齢は4ヵ月半から17カ月までで、彼らが水中にいたのは通常はレッスン中の「1度か2度で、2秒を超えることはなかった」とキャスティールさんは話した。「写真を撮る機会は極めて限られていたんだ」
キャスティールさんは「水泳」という言葉には、赤ん坊がしていることを考えたら「広義の意味」があると言う。「赤ちゃんは息を止め、目を開けて、水の中で安全でいるためにあらゆるスキルを習得しているんです」
キャスティールさんは、アンダーウォーター・ベイビーの目的が2つあったと言い、「赤ちゃんを祝福することと命を救うこと」であると述べた。
キャスティールさんは「赤ちゃんは私たちに喜びを与え、インスピレーションを与えてくれるんです!」と言い、「そこにある写真は、水をめぐって議論する機会を与えもしてくれる。水中というのは素晴らしい場所ですが、同時に危険な場所でもあります」と述べた。CDCの報告では、溺死は依然として5歳以下の子供が事故で死亡する主な原因である。
「悲劇に対して免疫がある人はいませんが、適切な手を打つことで事故を防止できるのです」とキャスティールさんは説明する。「幼児の水泳レッスンは溺死の危険を88%低くします。この写真を見て、親たちが刺激を受けて会話を始め、レッスンやそれに伴う効果について学ぶ機会となればいいと思っています」
アンダーウォーター・ベイビーはアマゾンで購入できる。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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