「赤ちゃんリスにしつこく追いかけられている」
そんな耳を疑いたくなるような通報が、ドイツ警察に寄せられました。イギリスのGuardianなど複数のメディアが報じています。
カールスルーエ警察署によると、電話で助けを求めた男性は、赤ちゃんリスがまとわりついて離れてくれずパニックに陥っていたといいます。
警官が現地に到着した時には、赤ちゃんリスは男性を追いかけ回していましたが、その後くたびれ果ててしまったのか突然眠ってしまい、警察に保護されました。
同署の広報担当者によると、お母さんリスとはぐれてしまった赤ちゃんリスが、親の代わりを求めて、ひとりの人に執着してつきまとうのはよくあることなんだとか。この赤ちゃんリスもお母さんとはぐれてしまったようです。
こういう状態になった赤ちゃんリスは、単に誰かの後ろを追いかけ回すだけでなく、べったりとくっついてしまうことがあるそうです。担当者は「(リスにつきまとわれた)男性は、どうしていいかわからず警察に通報してきました。確実に恐怖を覚えていたようです」と語りました。
怖い思いをした男性とは裏腹に、警察は少し面白がっている様子。赤ちゃんリスに「カール・フリードリッヒ」という名前をつけると「私たちの新しいマスコットになるかも」とコメントしました。
カールはその後、動物保護センターに移送されました。同署はFacebookでカールの可愛い写真とともに事態の顛末を公表しています。
ハフポストUS版によれば、この夏、世界中の注目を浴びた赤ちゃんリスはカールが初めてではありません。
ロンドンで7月、ある女性が家の中で大きな物音がしたのを、強盗と疑って通報したらリスだったという騒動もありました。