スリランカ南部の港町ハンバントタ県で5月29日、ゾウの赤ちゃんが蓋のない排水溝に落下し、危機一髪のところで救出された。
BBCによると、たまたま通りかかったハンバントタの港湾職員らが、助けを求めて苦しむ子ゾウの鳴き声を耳にしたという。
彼らは野生生物保護団体の職員と連携し、ハンマーを使って身動きが取れなくなったゾウのための抜け道を叩き割って開いた。救助に関わった人は、他の人たちが怯えているゾウを引っ張り出そうとするとき、かわいい子供を心配する母親の気を散らすために、煙幕弾を使った。
ネット上に投稿された動画には、人々は排水溝からこの動物を助け出し、立たせようとする様子が映っている。しかしこのゾウは地面に崩れ落ちたため、救助した人たちは足が折れているのではと推測した。
彼らはゾウを車に乗せて病院に搬送した。現在の状況はわかっていない。
地元のニュースサイト「News 1st」によると、近年市街地を歩き回る野生のゾウが増加しているという。これは自然の中の生息地の開発が原因だという。
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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