熱中症を防ぐ指標「暑さ指数」が注目されている。環境省のサイトで確認できる「単純に気温だけでなく、湿度や日差しの違いをも考慮」した指標だ。西日本豪雨のボランティア、屋外でのスポーツなど炎天下での活動で熱中症を防ぐために、気温以上に注目したい。
気温より暑さ指数
環境省によると「暑さ指数」は気温だけでなく、湿度や周辺の熱環境を取り入れた指標だ。単位は気温と同じ「〜℃」で表示される。同じ気温でも、湿度が高い方が熱中症で搬送される人が多くなる。
暑さ指数が28℃を超えると熱中症患者が多くなる。
暑さ指数が31℃を超えると「危険」水準となり、「高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する」「特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合は中止すべき」と警告されている。
環境省によると熱中症の注意ポイントは3点。
・暑さ指数28℃以上は要注意。外出時に予防を意識する。
・帽子をかぶる、こまめに水を飲む、涼しい場所で休憩をとる。
・熱中症の症状が出たら、涼しい場所で休息をとり水分補給。危ないと思ったら救急車を呼ぶ。
暑さ指数をチェックして予防に取り組みたい。