北京オリンピックでは、顔にテープを貼っている競技をしている選手たちの姿が見られる。
あのテープは、一体何なのだろうか。
顔に貼られているのは、「キネシオロジーテープ」という筋肉をサポートするテープだ。
従来のスポーツテーピングとは違い、筋肉の動きをサポートすることでパフォーマンスや持久性を助けるとも言われている。
北京で選手たちは、寒さからの防御として鼻や頬などにキネシオロジーテープを貼っていて、特にスキーやスノーボード、バイアスロンなど気温が低い外で行われる競技の選手が多く使用している。
クルーにも見える(?)顔のキネシオロジーテープだが、実は顔に貼った時に効果は医学的に検証されていない。
さまざまなスポーツで使われているキネシオロジーテープを開発したKTテープのグレッグ・ヴェナーCEOは「ウィンタースポーツで、風から保護するためにKTテープが使われているのを何年も見てきましたが、これは医学的に効果が確認された使用法ではありません」とUSAトゥデイに説明している。
その一方でヴェナー氏は「選手たちの創意工夫に敬意を表します」と述べている。
「臨床試験をしていないため、KTテープはキネシオロジーテープを顔に貼って使うことを推奨しません」「しかし我々は、選手たちのクリエイティビティを称賛します」
ちなみに、キネシオロジーテープとは別に、寒さから顔を防ぐためのテープもある。
顔にテープを貼り、極寒の環境で競技する選手たちの写真を見てみよう。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。