「史上最悪のテレビゲーム」と知られるアメリカのゲーム「E.T. the Extra-Terrestrial」(以下「E.T.」)の大量のカートリッジが米ニューメキシコ州アラモゴードの埋立地で発掘された。ロイター英語版が4月27日に報じた。
土曜日、ニューメキシコ埋め立て地の中で、ドキュメンタリー映画の製作者は何百ものゲームカートリッジを発見した。1980年代のビデオゲーム産業の没落に寄与したとして、「史上最悪のテレビゲーム」と考えられている「E.T.」のカートリッジだ。
(ロイター「アタリ社のカートリッジ、ニューメキシコ州の埋め立て地で発見」2014/04/27 11:11)
「E.T.」はスティーヴン・スピルバーグ監督の同名映画とタイアップしたテレビゲーム。アタリ社が自社のテレビゲーム機「アタリ VCS」用に、1982年に発売した。
1980年代初めの北米では「アタリ VCS」用の質の低いゲームが大量に市場に出回ったことで、ゲームの売れ行きが急減する「アタリショック」が生じたと言われている。「E.T.」は、その一因になった「史上最悪のテレビゲーム」として挙げられることが多い。500万個のカートリッジが生産されたが、350万個のカートリッジが売れ残った。その多くがニューメキシコの埋立地に埋められたという都市伝説があった。
伝説を裏付けた今回の発掘は、ドキュメンタリー映画の企画の一環で行われたもの。2014年前半にXbox Liveで配信される予定だ。
■「E.T. the Extra-Terrestrial」のプレイ動画
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