宇宙から帰還した宇宙飛行士の動画がTwitter上に拡散され、話題になっている。動画は長い宇宙生活のため"重力を忘れてしまった"宇宙飛行士の様子が取り上げられており、「宇宙あるあるですね」などと反響が寄せられている。
動画は、ある日本のユーザーが1月19日にTwitterに投稿したのだが、元々はNASAが2013年に公開したもの。144日間に渡る国際宇宙ステーションへの長期滞在を終え、2013年5月に地球に帰還した宇宙飛行士トーマス・マーシュバーン氏のインタビューの一幕だ。
NASAの広報担当者が「宇宙から帰還した宇宙飛行士は、地球での生活になじむまでに時間がかかる」と前置きした後、マーシュバーン氏のインタビューに切り替わる。
マーシュバーン氏は、コップを宇宙船ソユーズに見立てて、自身の体験を説明し始めたのだが、手にしたコップを突如離してしまう。コップはそのまま地面に落ちたが、当の本人は、"空中に浮かんでいるはず"のコップが消えたことに困惑。数秒後に地面に落ちていることに気づいて、苦笑いしながら拾い上げた。
お次はペンを手に取り、気を取り直して説明を続けたが、またしても同じ失敗をしてしまい、「重力め...」と天を仰いだ。
動画は、NASAジョンソン宇宙センターの学生が制作。ジョークだったかどうかはさておき、Twitterには「宇宙あるあるですね!」といった反響が寄せられた。