超高層ビルより大きい小惑星が、1月19日に地球に最接近

直径1キロメートルある小惑星が、地球から約200万キロの位置を通過する予定です
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地球に近づく小惑星のイメージ画像
MARK GARLICK/SCIENCE PHOTO LIBRARY via Getty Images

世界一高いビルより大きな小惑星が1月19日、地球に接近する。 

ただ安心して欲しい。Netflixの映画「ドント・ルック・アップ」のような事態にはならず、小惑星は安全に通り過ぎるという。

スカイツリーの1.5倍

間も無く地球に接近するのは「7482(1994 PC1)」という名前で知られる小惑星だ。

幅は3280フィート(約1.1キロメートル)で、エンパイアステートビルの高さの約2.5倍、スカイツリーの高さの約1.5倍に当たる。

接近時間は米東部時間1月18日午後4時51分頃。日本時間では19日午前6時51分頃と考えられている。

NASAのツイート:地球近傍小惑星(地球に接近する軌道を持つ小惑星) 1994 PC1 (幅〜1キロ) はよく知られている小惑星で、我々の惑星防衛専門家が何十年も調査を続けてきました。1994 PC1は1月18日に、地球から120万マイルの距離を安全に通過します

小惑星は、地球から123万1184マイル(198万1398キロメートル)の距離を、7万415キロの速さで通過する。

その大きさと接近距離から「潜在的に危険な小惑星」に分類されるものの、衝突の危険はないとされている。また空が暗ければ、望遠鏡でその姿を観察できる可能性もある。 

NASAは2021年に、今後100年は小惑星衝突の危険はないだろうと発表しているので、今回の接近は安心して見守れそうだ。

NASAのミッションには、小惑星などが地球に衝突するのを避けることも含まれており、9月には2021年に打ち上げた宇宙船を、軌道を変える目的で小惑星に衝突させる予定だ。  

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。