イギリスの教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は6月18日、中東を含めたアジア地域の大学のランキング・トップ100(2014年版)を発表した。1位は東京大だった。日本は20大学がランク入りし、国・地域別で最多だったものの、中国が18大学、韓国は14大学がランクインし、急速に追い上げている。
タイムズ・ハイヤー・エデュケーションのサイトより
トップ100では、日本は前年より2校減って計20校となった。東大と京都大(7位)がトップ10に入り、東京工業大(13位)、大阪大(15位)、東北大(16位)が続いた。
THE誌は日本の結果について、高等教育への投資抑制や慢心、国際化への消極性などを挙げ、「中国と韓国の追い上げで優位を失う危機に直面している」と指摘している。
■アジア大学ランキング・トップ20(THEのサイトから)
1 東京大学
2 シンガポール国立大学
3 香港大学
4 ソウル大学 韓国
5 北京大学 中国
6 清華大学 中国
7 京都大学
8 韓国科学技術院 韓国
9 香港科技大学
10 浦項工科大学校 韓国
11 南洋理工大学 シンガポール
12 香港中文大学
13 東京工業大学
14 国立台湾大学
15 大阪大学
16 東北大学
17 延世大学 韓国
18 ヘブライ大学 イスラエル
19 ボアズィチ大学 トルコ
19 テルアビブ大学 イスラエル
(以下、トップ100入りした日本の大学)
27 首都大学東京
29 名古屋大学
39 東京医科歯科大学
42 筑波大学
48 北海道大学
50 九州大学
63 順天堂大学
64 早稲田大学
71 大阪市立大学
72 慶応大学
74 広島大学
88 神戸大学
94 岡山大学
96 金沢大学
98 千葉大学
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