大学ランキング、東大がアジア首位から陥落 トップはどの大学?

日本の大学が苦戦?その背景は。

イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」は6月20日(日本時間6月21日)、中東を含むアジア地域の大学のランキング・トップ100(2015年版)を発表した。2013年の発表開始以来、3年連続で首位だった東京大学は7位に順位を下げた。2015年は9位だった京都大学も11位だった。上位100校に入った日本の大学は、2015年より5校減少し、14校となった。

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THE誌は、教育内容や研究論文の引用頻度、外国人留学生の割合などをもとにランキングを作成した

1位はシンガポール国立大学、2位はシンガポールの南洋理工大学と中国の北京大学となった。中国は上位100校以内に、日本を上回る22校がランクインした。ランキングについてTHE誌は、「ここ5年間での大きな変化は、中国の台頭と日本の相対的な位置の低下だ」という分析を紹介。シンガポールや中国が教育機関への投資を増加させ優秀な人材を集める中、「日本の大学は20年間にわたって資金の制約を受けており、世界の大学との競争や国際化のための支援が少ない」と投資の少なさを指摘した。

■アジア大学ランキング・トップ20(THEのサイトから)

1 シンガポール国立大学

2 南洋理工大学(シンガポール)

2 北京大学(中国)

4 香港大学

5 清華大学(中国)

6 香港科技大学

7 東京大学

8 ポハン(浦項)工科大学(韓国)

9 ソウル大学

10 韓国科学技術院(韓国)

(以下、トップ100入りした日本の大学

11 京都大学

23 東北大学

24 東京工業大学

30 大阪大学

34 名古屋大学

46 筑波大学

48 九州大学

49 北海道大学

52 首都大学東京

59 東京医科歯科大学

73 広島大学

97 東京農工大学

99 大阪市立大学

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