「アジア物流のダイナミズムを体感したい」私が、マレーシアを選んだ理由

変わったと思うことは、アジアにいながら世界の動きがリアルタイムに入ってくるということです。
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はじめまして。

28歳・未婚で東南アジアでの就職をした日野 恵美(ひの めぐみ)です。

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▲今年4月に起きたネパール震災の支援イベントにて(筆者中央、両側にいるのはネパール人の友人)

マレーシアに来てまもなく1ヶ月が経とうとしていますが、

この度、外資系貿易会社のマレーシアオフィスに現地採用という形でご縁をいただき、

その様子を執筆させていただくことになりました!

日本を離れ海外で働き、生活をするということを通し、海外就職にチャレンジしたいと思う方の応援は勿論のこと、これを読んでくださった方々の中からひとりでも多くの方が自身の社会的役割を認知し行動するきっかけとなり「幸せだな」と感じる人生が見つかること期待しながら、筆を執らせていただきます。 

1.就職先にマレーシアという国を選んだ3つの理由

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▲自宅から職場までは車で20分!夜景もキレイ☆

理由1:様々な価値観が混在する環境で仕事をする!

ひとつ目に、性別、人種、宗教、言語が入り混じり、様々な価値観が混在する環境で仕事がしたいという思いがありました。マレーシアは中華系・マレー系・インド系民族が混在する多民族・多宗教国家です。

生活習慣の異なる民族同士が共栄・共存している現場に身を置いて、知恵と知識を身につけたいと思いました。

なぜ、このような思いに至ったかというと今までの仕事環境が深く影響しています。 

日本ではこれまでに2社、経験しました。1社目は外資系商社にて営業の仕事に就き、主に韓国、中国との取引をメインとし、輸出入取引を行う際の仲介役を担っていました。

2社目は大手IT企業でした。世界各国に支店をもち社内も外国人が多い、いわゆるグローバル企業でしたが、働いているうちに、「やっぱり私は世界のあらゆる物資の需要と供給を結ぶ、国際貿易の仕事が好き」という思いが強まり、次はアジアの物流のダイナミズムを体感しながら世界の物流ネットワークを網羅できる「国際貿易のプロフェッショナルを目指す」という目標ができたのです。

国際的な商取引の現場で活躍するために、できるだけ多くの民族、商習慣、宗教観にアプローチできる国が良いと思い、マレーシアという国はそれにぴったりでした。

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▲会社内カフェテリアの風景

理由2:英語を駆使して生活する!

ふたつ目は、英語を駆使して生活したいと思ったためです。 

仕事上のやりとりだけではなく、恋愛・哲学・政治などあらゆることを英語でディスカッションできる能力を磨きたいと思っていました。

マレーシアでは公用語はマレー語ですが、共通語は英語です。

その為、英語の通用度の高いマレーシアは恰好の勉強場所だと思いました。

実際に、私の現在の生活は社内外ともに英語漬け。

寝るとき以外は全て英語を使っています。

理由3:一人暮らしをする!

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▲自宅マンションについたプールからは夕日が見える

3つ目は、「一人暮らしをする」ということでした。

私には全て自己責任で生きていく人間になりたいという思いがあります。

それも、他人や会社、政治のせいにせず自身の力で乗り越えていける人間です。

そのためには海外でも一人暮らし、が自分に課した条件でした。

マレーシアは一人暮らしの際のセキュリティ面、家賃の相場も条件に見合っていました。  

上記のような理由から東南アジア諸国の中からマレーシアを選択しました。

2.マレーシアに来てからの生活の変化

マレーシアに来て最も変化したと感じるのは、車中心の生活になったことです。

マレーシアでは「waze」というスマホアプリでカーナビを利用するのが一般的です。

日本語音声ファイルをダウンロードすれば日本語でのナビを聞くことも可能で、非常に重宝しています。 

日本にいた頃、移動手段は電車ばかり。

加えて免許を取得して3ヶ月の超初心者の私は、マレーシアで運転を始めて1週間は本当に苦労しました。

特に気を張らなけれならないのが、車間距離と車線変更です。

地元ドライバーの方々は1mmでも前に進めるなら容赦なく距離を詰めてきます。

猛スピードでの車線変更、ウィンカーなしの割り込みは日常茶飯事。

ウィンカーを出してくれる車に有難ささえ感じてしまいます。

逆に良い面もあり、道幅が広く、歩行者、自転車はほぼいません。

そのため人の飛び出しや、横断歩道での事故に気を遣うことがないので、

その点では運転しやすい環境にあるかなと思います。

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▲渡航前、今回マレーシア行きを後押ししてくれた方と行った居酒屋にて

もうひとつ変わったと思うことは、アジアにいながら世界の動きがリアルタイムに入ってくるということです。

これは日本にいたときよりも、いっそう強く感じるようになりました。

マレーシアはその位置から物流拠点として、インドやヨーロッパ、アメリカ、アフリカ諸国とも商業的にも密接な関係を保っています。

日本を拠点に世界を考える視点から、アジアの中の日本が世界でどんな位置にあるのか俯瞰して考える視野にシフトしていくことが楽しくてたまりません!

これから、マレーシアから様々なことをリポートしていきますね。

どうぞよろしくお願いします!

ライター

日野 恵美/Megumi Hino

1987年5月25日生まれ。東京都出身。神田外語大学韓国語学科卒業後、物流商社にて4年間勤務。ラーメンからミサイルまで扱う幅広さと、世界とつながる商業輸送という分野が好きで国際輸送のプロフェッショナルになるべく、2015年に来馬。好きな言葉は「Think globaly,Act localy」。

週刊ABROADERSは、アジアで働きたい日本人のためのリアル情報サイトです。海外でいつか働いてみたいけど、現地の暮らしは一体どうなるのだろう?」という疑問に対し、現地情報や住んでいる人の声を発信します。そのことによって、アジアで働きたい日本人の背中を押し、「アジアで働く」という生き方の選択肢を増やすことを目指しています。

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