日本テレビで1月15日に放送が始まった芦田愛菜さん主演の連続ドラマ「明日、ママがいない」。児童養護施設を舞台に、親と離ればなれになった子供たちが生きていく様子を描いた作品で、第1話の視聴率は関東地区で14.0％と好スタートを切った。22日に第2話の放送を控え、第1話が全編、YouTubeで無料配信されている。

第1話の放送後、内容をめぐって熊本市の慈恵病院が、「養護施設への偏見を与える人権侵害だ」として日本テレビに放送中止を要請する方針を明らかにする事態に発展。日本テレビは「子供たちの視点から『愛情とは何か』をいうことを描く趣旨のもと、子供たちを愛する思いも真摯（しんし）に描いていきたいと思っております。是非、最後までご覧いただきたいと思います」と反論するなど、議論を呼んでいる。

【「明日、ママがいない」関連の記事】

• 「明日、ママがいない」に放送中止要請　熊本市の慈恵病院「人権侵害だ」
• 『明日、ママがいない』問題について。作り手と受け手の想像力の相克 | 杉本穂高
• 日テレのドラマ「明日、ママがいない」への抗議問題。施設の子どもに対する「想像力の欠如」と「加害性」 | 水島 宏明
• 日テレのドラマ「明日、ママがいない」批判。児童養護施設の関係者や里親などから寄せられた「声」　第１弾 | 水島 宏明
• 日テレのドラマ「明日、ママがいない」への声　第２弾　番組見て恐怖の記憶が甦り、リストカットした若者も | 水島 宏明

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。

関連記事