8月16日に亡くなったソウル歌手アレサ・フランクリンさんの葬儀で、司会を務めた黒人男性の牧師が、追悼パフォーマンスのため出席した歌手アリアナ・グランデの体に触れる場面があり、ネット上で批判を受けている。牧師は「馴れ馴れしくしすぎた」として、謝罪した。
葬儀は8月31日、アメリカ・ミシガン州デトロイトの教会で執り行われた。アリアナは、フランクリンさんの代表曲「ナチュラル・ウーマン」を熱唱。牧師はパフォーマンス後、アリアナを抱きかかえるようにしてステージ中央に進んだ。
この時、牧師はアリアナを抱き寄せるように、胸の脇に手を回し続けた。アリアナは受け答えをしているものの、少し困惑した表情を浮かべているようにもみえる。
(問題の場面は動画3分12秒ごろ)
葬儀の模様はネット上でライブ配信されており、この映像が流れるとネット上では批判が続出。「牧師の手は何をやっているんだ?」と不快感を示すコメントや、「女性を触る行為は図々しいどころの話ではないし、彼女が不快でいるのは明らか」など、牧師の行動を疑問視する声が相次いだ。
牧師はAP通信の取材に対し、「女性の胸を意図的に触ろうとしたことはない」と前置きした上で、「いきすぎた行動をしてしまい、馴れ馴れしく、フレンドリーにしすぎたかもしれない。心から謝ります」と謝罪した。
また、牧師はアリアナの名前についても「タコベル(メキシコ料理のファストフード店)の新商品と思った」とジョークを述べており、批判を受けていた。これについても、アリアナ本人やファン、ヒスパニック系の人々に対し謝罪した。