アルゼンチン債務問題をめぐり米連邦地裁が調停人に指名したダニエル・ポラック氏は30日、アルゼンチン政府と債権者の間で合意が成立しなかったと表明、「アルゼンチンのデフォルト(債務不履行)が差し迫っている」との声明を発表した。
同氏は声明で「(デフォルトは)単なる『テクニカル(技術的な)』ものではなく、痛みを伴う実害を現実の人々に及ぼす」と表明。「アルゼンチンの一般市民が本当の、究極の被害者だ」と述べた。 同氏は「デフォルトの影響を完全に予測することは不可能だが、プラスの影響でないことは確かだ」との認識も示した。
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