アルゼンチンの債務問題をめぐり、債務再編を拒否した主要ホールドアウト債権者、アウレリウス・キャピタル・マネジメントは14日、アルゼンチン政府が真剣に交渉に応じない限り、7月30日に新たなデフォルト(債務不履行)の危機に直面するとの見解を示した。
前週末にはアルゼンチン当局者とホールドアウト債権者が個別に米裁判所が指名した調停人と協議したが、合意には至らなかった。
アウレリウスは声明で「合意がなければ、7月30日にアルゼンチン国債をめぐる新たな危機が始まる。こうした結末を回避するための時間はまだ残っているが、アルゼンチン政府が早急にわれわれと真剣な協議を始めた場合に限られる」と指摘した。
また他のホールドアウト債権者とともに、時間や場所を選ばず協議に応じる意向を伝えているが、アルゼンチン政府はこうした申し出を退け、債権者との間接的な協議も避けていると批判した。
編注:ホールドアウト アルゼンチンの2001─02年のデフォルト(債務不履行)時に債務再編に応じなかった債権者
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー