プロ野球・阪神タイガースの新井貴浩内野手(37)が、球団に自由契約による退団を申し入れ、了承された。11月4日付のデイリースポーツが伝え、他の新聞各社も追随した。新井は「最後にもう一度、競争できる環境に身を置きたかった」と説明したという。
新井は2008年にフリーエージェント(FA)で広島から阪神に移籍し、主力として活躍していたが、2014年シーズンはゴメスの加入などで主に代打としての出場にとどまり、主な成績は94試合出場、打率.244、ホームラン3本だった。
阪神退団の報道を受け、Twitter上では、新井の代名詞ともなった併殺打(ゲッツー)、略して「ツラゲ」が見られなくなることを惜しむ声が相次いだ。
身長189センチの恵まれた体格で、愚直に練習に取り組みます。その姿がいたずら心をくすぐるのでしょうか。昨季引退した元阪神の金本知憲さん(45)がヒーローインタビューで新井選手をいじり倒すのが恒例でした。
ファンの間にも「いじられキャラ」が定着。好機で凡退する姿が哀愁を誘うのか、ネットでは名前と移籍時の発言をもじった「辛いさん」というあだ名が。それが「ゲッツー」と組み合わされ、「ツラゲ」が出回るようになったようです。「ダメ虎」と呼ばれてもチームを見捨てない虎ファンならではの愛憎入り交じった応援なのでしょう。
(朝日新聞2013年5月11日付朝刊より)
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