アップルが医療従事者向けの「フェイスシールド」を設計・開発したと、同社のティム・クックCEOが4月5日(現地時間)にTwitterで明かしました。大流行する新型コロナウイルス(COVID-19)を受けた支援策の1つとなります。
クックCEOによると、この「フェイスシールド」は完全に調整でき、2分以内に組み立て可能。設計や出荷について同社のサプライチェーンと共同で行い、材料の調達と製造は米国と中国で行っています。
この最初の製品は、カリフォルニア州サンタクララバレーの病院施設に届けられており、医療関係者の反応は大変に好評だったとのこと。今週より週100万個のペースで製造し、米国の医療機関へ提供するほか、今後は米国外へも提供する方針です。
加えてクックCEOは、海外に抱えるサプライチェーン網を通じて、2000万枚以上のマスクを調達。医療従事者に提供しているとも明かしました。
新型コロナウイルスを巡っては、トヨタ自動車も米国で「フェイスシールド」の製造を表明。アメリカの人気ストックカーレースNASCARも、レース用のパーツ製作などにつかう3Dプリンターを活用し「フェイスシールド」を製造するなど、医療従事者向けの支援が広がっています。
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