南極で殺人未遂事件。トラブルの原因は「読みかけの本のネタバレ」か?

どんな本だったのかは不明です。
Open Image Modal
ベリングスハウゼン基地
TASS via Getty Images

南極で調査中のロシア人エンジニアが、同僚をナイフで殺害しようとしたとして逮捕された。

トラブルの原因は、読みかけの本の結末をバラされたことだったようだ。英タブロイド紙のデイリーレコードが10月27日、捜査員の話として報じた。

テレグラフ紙によると、逮捕されたのは、セルゲイ・サヴィツキー容疑者。キングジョージ島にあるベリングスハウゼン基地の食堂で10月9日、同僚の胸をナイフで刺して殺害しようとした疑いが持たれている。

サヴィツキー容疑者と被害者の男性は、ベリングスハウゼン基地で半年以上一緒に生活していた。デイリーレコードによると、2人とも熱心な読書家で、サヴィツキー容疑者は読みかけの本の結末を男性にバラされ、憤慨したという。

何の本だったのかは、明らかにされていない。

ロシアの「47ニュース」によると、サヴィツキー容疑者は犯行後、チリ、ウルグアイ、オランダを経由し、10月20日にサンクトペテルブルクの空港に到着したところで、警察に逮捕された。

サヴィツキー容疑者は、47ニュースの取材に対して「こんな結果になってしまって最悪だよ。ナイフを振り回すやつなんて必要とされないだろう」と後悔の念を語ったという。