国会議員の平均所得2412万円 4億円超の議員も
国会議員の2016年分の所得報告書が3日、公開された。平均所得は2412万円で、15年から143万円増えた。不動産売却や土地の譲渡で多額の所得を計上した一部の議員が、全体の平均を押し上げた。
公開対象となったのは16年の1年間を通じて議員だった衆参計661人で、全体の92・3%にあたる。16年7月に衆院議員を自動失職した小池百合子都知事は対象外。
トップの武見敬三参院議員(自民)の所得総額は4億7157万円。そのうち4億4428万円が賃貸用の不動産の売却によるものだった。2位の赤枝恒雄衆院議員(自民)は約2億円、3位の左藤章衆院議員(自民)は約1億1千万円で、土地、建物の売却などによる所得が大半を占めた。
歳費や企業の役員報酬、顧問料などを合わせた給与所得の平均は衆参全体で2138万円。15年から56万円増えた。
主要政党別の平均所得は▽自民2585万円▽民進2136万円▽公明2067万円▽共産1956万円▽維新2454万円▽自由2867万円▽社民1945万円▽こころ2283万円だった。(北見英城)
(朝日新聞デジタル 2017年07月03日 10時03分)
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