ゲームと政治は関係ない? そんなことはなさそうだ。
民主党大統領候補ジョー・バイデン氏の選挙キャンペーンが、任天堂の大人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」とコラボする。
バイデン氏のキャンペーンサイトによると、プレイヤーはゲームの中で、バイデン氏とハリス氏の支持を表明するサインを掲げられる。
サインは4バージョンあり、QRコードを読み取ってダウンロードする。
キャンペーンサイトには「オプションを増やす予定です。楽しみにお待ちください」と書かれており、今後さらなるバージョンも出てきそうだ。
大ヒットゲーム。バイデン氏との相性はいいかも?
3月に発売された「あつまれ どうぶつの森」は、6月末までで全世界の販売本数が2000万本を超える大ヒット作になっている。
バイデン氏選挙キャンペーンのデジタルパートナーシップディレクター、クリスチャン・トム氏は「あつまれどうぶつの森とのコラボは支持者とつながるための素晴らしい機会だ」とThe Vergeに語る。
「あつまれどうぶつの森は、ダイナミックで、多様で、世界中のコミュニティーを一つにするパワフルなプラットフォームです」
「そして私たちにとって、支持者に貢献し彼らとつながるための新しくてワクワクする機会です」
「このクリエイティブでイノベーティブな方法で、私たちのサポーターを一つにすることができます」
「あつまれ どうぶつの森」がヒットした背景には、新型コロナウイルスの影響で自宅時間が増えたこともあると言われている。
同じく新型コロナウイルスの影響で、選挙キャンペーンのほとんどをオンラインで開催しているバイデン氏との相性は良さそうだ。
とはいえ、ゲームを選挙キャンペーンに使ったのはバイデン氏が初めてではない。
4年前に販売され、大ヒットしたゲーム「ポケモンGO」を選挙キャンペーンに利用した政治家がいる。
それは同年に民主党大統領候補に選ばれたヒラリー・クリントン氏だ。クリントン氏は選挙キャンペーンで、ポケモンGOとコラボしたイベントを開催した。
ちなみに、ガーディアンによるとトランプ大統領は「あつまれ どうぶつの森」コラボする予定はないという。