アンジェリーナ・ジョリー「独身は私にとって楽しいものじゃない」

ブラッド・ピットと別れて1年。抱えてきた苦しみを、包み隠さずに語りました。
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Getty Images

俳優、映画監督などさまざまな顔を持ち、活躍を続けるアンジェリーナ・ジョリー。

2016年に俳優のブラッド・ピットと離婚した後も毅然とした姿勢を貫く彼女を、強い女性だと思った人も少なくないだろう。

しかし、一見強く見えるジョリーにとっても、離婚は大きな身体的・精神的ダメージを与える経験だった。

自らが監督した映画『First They Killed My Father(最初に父が殺された)』のプロモーションで、サンデー・テレグラフ紙のインタビューに答えたジョリーは、離婚して独身に戻った後、心身ともにつらい時間を過ごしてきたと語った。

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Mario Anzuoni / Reuters
映画俳優組合賞のレッドカーペットで手を振る、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット(2009年1月25日撮影)

「独身は、私にとって楽しいものではありません。望んでいたわけでなかったし、よかったと感じていることはありません。ただもう本当に大変です」

ジョリーとピットは、2004年の映画『Mr.&Mrs. スミス』での共演をきっかけに交際をスタートした。2014年に結婚したが、2016年9月に離婚した。

「すっかり立ち直っているように見えるかもしれませんが、実際は、毎日を乗り切るのに必死です」

「感情面で、とても大変な一年でした。私は健康の問題も抱えているので、体には十分気をつけるようにしています」

2013年、ジョリーは乳がん予防のために乳房切除手術を受け、その後2015年には卵巣がん予防のために卵巣を摘出した。また、離婚した2016年には、高血圧と顔面神経の1つであるベル麻痺を患ったことも明らかにしている

あまり落ち込んだ姿を見せないジョリーだが、それはつらい状況でも、前向きでいる努力をしているからのようだ。

「体が大打撃を受けているように感じる時もありますが、なるべく笑うようにしています。親がストレスで参ってしまうと、子供たちも親のストレスを感じてしまうことがあります。でも、子供たちが必要としているのは、楽しさや喜びを感じる時間です」 

「化学治療を受けなければいけない時にも、愛や笑いをみつける力が必要です。ありきたりの言葉のように聞こえるかもしれませんが、何よりそれを実感しています」

自分の弱さやつらい経験を隠さずに話せる姿勢こそ、ジョリーの強さなのかもしれない。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳・加筆しました。