道端アンジェリカ、すっぴん公開&皮膚の病気を告白 「人の美しさは外見で決めてはいけない」

「肌が汚いといわれてもしょうがないんでしょうが、乾癬が悪化しないように日々人一倍努力しているので、悔しくて書かせてもらいました!!」

モデルの道端アンジェリカさん(31)が5月13日、自身のInstagramに加工なしのすっぴん写真を公開し、乾癬(かんせん)という皮膚疾患があることを明かした。道端さんの告白に対し、同じ病気に悩んでいる人をはじめ、多くの人から「励みになった」という声が挙がっている。

道端さんは、日ごろから栄養価の高い食品「スーパーフード」を取り入れた食生活や、体型維持のためにトレーニングに励む姿をSNSで発信している。

ネット上で「スーパーフードを食べているのに肌が汚い」と自身を中傷するコメントを見かけたと綴った。その上で、乾癬という慢性皮膚疾患を持っていることを公表した。

乾癬とはどんな病気?

乾癬は、皮膚に現れた赤い発疹(紅斑)が盛り上がり、その表面に銀白色のフケのような皮が付着したり、ぼろぼろと剥がれ落ちたりする症状を伴う病気。見た目に影響を与える病気であることから、患者の生活の質(クオリティ・オブ・ライフ、QOL)に重大な悪影響を及ぼす疾患とも言われている。

2016年2月にWHOが発表した「世界乾癬レポート(日本乾癬患者連合 訳)」によると、乾癬の原因は解明されていないが、軽度のケガや日焼け、感染症、薬剤、ストレスなどの外的および内的誘因によって発症する可能性がある。幅広い年齢層で起きる病気で、男女比は同等とされているが、一部の研究では男性がより多く発症する例もみられた。

日本乾癬患者連合会総会によると、日本には約10万〜20万人の乾癬患者がいるとみられている。

「人の美しさは外見で決めてはいけない」、そんな世界になるように何かしたい

道端さんはすっぴん写真とともに、乾癬という病気と向き合う日々について綴った。テレビに出演する際は、肌の発疹を隠すためにファンデーションも濃くしているという。

「乾癬は一生治らない病気です。出ないように自分でコントロールしようと頑張っても、なかなか消えないし、突然違うとこにできていたりします。。

肌が汚いといわれてもしょうがないんでしょうが、乾癬が悪化しないように日々人一倍努力しているので、悔しくて書かせてもらいました!!(笑)

そして、同じ皮膚の病気で悩む人たちに一緒に頑張って付き合っていこうと言いたくて😊✨」

モデルという立場でありながら、「見た目」に影響が出る持病があることを公表した道端さんの告白は大きな反響を呼んだ。道端さんと同じく皮膚の病気に悩む人からも、「この投稿をみて本当に励まされました」「色々悩んでまた悪化したりの繰り返しでしたが、負けずに頑張っていきましょうね」といったコメントが相次いでいる。

こうした反応を受けて、道端さんは翌日14日にInstagramを更新。「今日みんなのコメントを見て涙がでたとき本当に今まで辛かったんだな〜って実感した」と前置きした上で、ファンたちに向けて以下のようにメッセージを綴った。

「同じように悩んでいる人のために私はもっと何かしたいと思いました。人の美しさは外見で決めてはいけないと言ってくれたみんなの言葉、、本当にそうだと思ったし、そんな世界になるように何かしたいと思いました。本当にありがとう。。日本はまだ乾癬の認知が低いですが、私をきっかけに乾癬とゆうものを知ってもらえたら嬉しいです😊」