サッカー選手と消えた旅客機、54年ぶり発見 チリのアンデス山脈

南米最大の航空事故ミステリーと言われてきた、54年前にチリでサッカー選手を乗せて消息を絶った旅客機の残骸が、アンデス山脈で発見された。
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theguardian

南米チリのメディアが2月8日に伝えたところによると、54年前に墜落したとされる飛行機の残骸が、南部アンデス山脈で見つかった。飛行機にはサッカー選手を含む24人が乗っており、全員絶望視されていた。時事ドットコムなどが伝えた。

機体はサンティアゴ南方約300キロ、標高3200メートル以上の地点で登山隊が発見した。機体の大半が残っており、周囲には人骨などが散乱していたという。荒らされるのを防ぐため、正確な場所は明らかにされていない。

チリのラン航空ダグラスDC3型機は1961年4月3日、南部オソルノでの試合を終えたサッカーチーム「グリーン・クロス」のメンバー8人らを乗せてサンティアゴに向かう途中、消息を絶った。

時事ドットコム:54年前に消息絶った飛行機発見=チリ 2015/02/10 05:30)

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チリ・アルゼンチン国境のアンデス山脈(2013年1月29日撮影)

ラン航空機は、南部オソルノから首都サンティアゴに向かう途中に消息を絶った。その後、半世紀以上にわたって墜落場所も判明しないことから、「南米最大の航空事故ミステリー」と言われてきた

現地メディアは、地元の登山家グループが首都サンティアゴから約360キロ南のアンデス山脈の標高3200メートル付近で機体の残骸の一部を発見したと伝えた。


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