トランプ氏「アメ車が売れないのは日本のせいだ」⇒BBC「それは違うよ」と指摘

海外メディアがアメリカ製の車が日本で売れない理由を紹介しています。
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A Cadillac with a U.S. flag is seen during an American car owners' meeting in Jurmala, about 20 km from capital Riga, May 23, 2009. REUTERS/Ints Kalnins (LATVIA SOCIETY TRANSPORT BUSINESS)
Ints Kalnins / Reuters

トランプ大統領が、日本の自動車市場は閉鎖的で、アメリカ車を売るのはほぼ不可能だと批判している。これに対してBBCなどの海外メディアが、アメリカ車が売れないのは日本のせいではないと指摘している

「アメリカ人は毎年何百万台も日本車を買っているのに、日本人がほとんどアメリカ車を買わないのは不公平だ」。BBCはトランプ氏のこの発言を紹介した上で、アメリカ車が日本で売れていない理由について迫った。

なぜ日本で「アメ車」が売れないのか。その理由についてBBCは「道路事情がアメリカと異なり、家の前の道路や駐車スペースが狭い」と説明している。

レポーターが実際にアメリカ車を日本で運転。すると、走行や駐車に苦戦したようだ。この点、日本の軽自動車はスムーズにこなすことができ、アメリカ車が日本に向いていないことを紹介した。

日本の車と比べ、ハンドルの位置が反対だったり、燃費が悪かったりすることにも触れ、性能や様式の違いが売れない要因に挙げられると言及した。

日本人は外国車を買わないわけではない。むしろ、ベンツやBMWなどのドイツのメーカーは好まれている。日本で売れる外国車の70%が、ドイツ車だという。

過去にはアメリカ車、現在はドイツ車を所有する日本人の女性は、BBCのインタビューに対し、「(アメリカ車は)形は好きだが、乗ると安っぽくて安全と感じない。ドイツ車と比べてサービスが悪い」と話した。

BBCはさらに、日本はアメリカ車のような輸入自動車に関税をかけていないが、アメリカは日本車の輸入に対して最大25%の関税をかけていると説明。「文句を言うのはやめてドイツ車を見習うべきだ」と言い放った。

ニューヨークタイムズも同様に、日本人がアメリカの車を求めていないと指摘する

2016年の自動車販売台数の500万台のうち、アメリカ製は1万5000台で、わずか0.3%にとどまる。トヨタの大規模ディーラーがカルフォルニア州で販売する車の数よりも少ないという。

東京都町田市で、24年前からアメリカ車専門ディーラーを営む男性は、「当時はすぐ故障し、よく客に怒られた。同じ値段だったら、日本車の方がお得だ」と、ニューヨークタイムズの取材に対して答えている。

同紙は、アメリカの自動車が、信頼性が低く燃費が悪いというイメージがついてしまっているのは問題だと指摘している。

また、アメリカの車を愛用する男性は「アメリカの自動車メーカーは貿易障壁について文句を言うのをやめ、魅力的な車をつくることに集中するべきだ」と話した。

こうした報道に対して、Twitter上では「売れないように仕組んでいるわけでもなく、日本人受けするアメ車がない」と賛同する声が相次いだ。

普通にそうだよね。何も貿易障壁で売れないように仕組んでる訳でもなく、単に日本人受けする車がアメ車には無いのだよ。サイズ然り、燃費、装備、信頼性もろもろだ。 https://t.co/hrVfgMEWkO

— モッティー (@moneymottoo) February 11, 2017

@KS_1013@y_mat2009

>魅力的な車を作り続けるべき

Yes!これに同意。昔MAZDAが瀕死状態だった時Fordがブランドイメージを壊さず経営に加わり倒産は免れた。Fordに恩があるのに買いたい車がないのは残念なこと。そしてFordは昨年日本から撤退した、、、

— アルクトゥルス (@arukuprobe) February 11, 2017

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