世界の家庭料理を旅しよう!こんにちは、KitchHikeです。
前編に引続き、今回は日本に住む人気の外国人COOK、アメリカ人ネイサンさんのインタビュー後編です!「グレイビーソースはおばあちゃんの味!」と語ったネイサンさんの前編インタビュー記事も是非読んでみてください。
- この記事のメニュー:グレイビーソースを使った香草ビスケット
- COOKプロフィール:アメリカ人のネイサンさん
早速、インタビュー後半スタートです!
■ハーブは自宅のベランダから
インタビュー後半、宜しくお願いします!次はビスケット作りですね。
― ネイサンさん (以下、敬略)
お腹減ってきた?(笑)
次はいよいよビスケット作り。まずは、ビスケットに入れるハーブを用意しないと。
ハーブはベランダで自家栽培
自家栽培なんだね!どんな種類のハーブを使うの?
― ネイサン
これも全部おばあちゃんのレシピなんだけど、ディルとローズマリーだね。ハーブは香りを付けだね。
ビスケットといっても、お菓子みたいな甘い味付けじゃないんだね。
― ネイサン
アメリカで「ビスケット」と言ったら大抵甘くないものを指すよ。甘いのはクッキーだね。
さて、次はハーブを細かく切るよ。
ハーブを刻むまな板?
そうだね、机にまな板を敷いて・・・ってそれ、小学校の図工で使う緑のやつでは!?確かに正確に切れそうだけど。なんで持ってるの?
■インターナショナルスクールで子供達に英語を
― ネイサン
ああ、そうなの? 僕は平日は小学校で英語の先生をしてるから。便利だなーと思って。
「便利なものは何でも使う」開拓者精神を感じます。どのくらい働いているの?
― ネイサン
もう2年以上になるかな。僕の小学校は2年勤務するとオリジナルのコップがもらえるんだ。よくできてるよね!
勤務する小学校から記念にもらったコップ。
■生まれ育ったアメリカと、全く違う文化の中で生活してみたかった
いい笑顔してるね(笑)そもそもアメリカから日本に来た理由は?
― ネイサン
大学を卒業してから、外国に出たくてスペインの南の方で働いてたんだ。
1年間働いた思い出の南スペイン
その後アメリカに戻ったんだけど、景気が悪くて仕事が無くて。その頃はもう本当にひどい状況で、100社くらいエントリーしたんじゃないかな。でも全然ダメだったね。
だったらまた海外に行こうと?
― ネイサン
うん。で、今回はいっそのことアジアまで行こう!って思って。中国や韓国と迷ったけど、日本にしたね。
でも実はインターナショナルスクールだから、教えてるみんなはインド人の子供が多いんだ(笑)
ソースは土鍋で作ります。大きくて熱も伝わりやすいから使いやすいとのこと
■日本は好き。でもお通しシステムはダメ!
日本での生活はどう?
― ネイサン
とても楽しんでいるよ!ご飯も美味しいし、人も親切で丁寧、礼儀正しい人達ばかり。
クリスマスにアメリカに戻った時、「なんて横暴なんだ!」って思ったよ(笑)
街は、やっぱり下町の雰囲気が好きかな。
オーブンレンジで器用にビスケットを焼きます。
好きな料理、嫌いな料理はある?
― ネイサン
寿司と焼き鳥が大好き!タレも塩も両方好きです。
嫌いな料理はシラコと納豆と塩辛・・・やっぱりネバネバしてるのはちょっと無理だったね。
あと、料理自体じゃなくて、嫌いなのは「お通し」のシステム!
頼んでもない、しかも美味しくない料理を持ってくるなんて、ありえないよ!
なるほど。それは日本人でも思っている人は多いかもね(笑)
目玉焼きとグレイビーソースをかけて出来上がり!
話してる間にさっきのハーブを入れたビスケットが焼けたみたい。香ばしい良い香りだね!
香ばしく焼けたハーブ入りビスケット
― ネイサン
全く、本当にお通しシステムなんて、、、あ、ビスケット焼けたかな?
じゃあ、目玉焼きをビスケットの上に乗せて、グレイビーソースをかけたら出来上がり!
完成!
おばあちゃんの味、"香草ビスケットのグレイビーソースかけ"の出来上がり!
これはとっても美味しそう!いただきます!
ネイサンさん、今日はありがとうございました!
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インタビューはここで一旦終了。この後、おばあちゃんの味、「香草ビスケットのグレイビーソースがけ」をみんなで美味しく頂きました。
いかがだったでしょうか?外国人COOKの皆様、それぞれ色んな過去や思いを持って日本で暮らしていることがわかりますね。
それでは、次回の外国人インタビューもお楽しみに!
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(2015年5月11日「KitchHike マガジン」より転載)