注文してすぐに届けてくれる、Amazonプライムサービス。頼んだ品物がすぐ届くこのサービスを、重宝している人も少なくないかもしれない。
動画ディレクターのロブ・ブリスさんはこの超特急配達サービスを、自分のためだけではなく他の人のために役立てることはできないかと考えた。
思いついたのが、ホームレスの人たちに必要なものを届ける、というアイデアだ。
ニューヨークの冬はとても寒い。それにも関わらず、街中に座っているホームレスの中には、靴下を履いていない人や、毛布を持たない人もいる。
道端にいる彼らにも、Amazonプライムは品物を届けてくれるのだろうか。
ブリスさんはまず、ホームレスの人たちに声をかけて「何か必要なものはあるか」聞いた。多くの人が挙げたのは靴下、靴、寝袋、洗面道具だった。
次にブリスさんはスマホで、彼らが望む品物を注文した。送付先にはそれぞれの人たちが座っていた道の住所を書き、備考欄に「配達担当者は品物を、道に座っている◯◯さんに渡して下さい」に書いた。
注文して2時間以内に、注文の品をもった配達人が現れた。ブリスさんの計画は成功したのだ!配達人は、道に座る人たちに名前を尋ね、品物が入った袋を手渡した。
プロジェクトを撮影したブリスさんの動画は、現時点で180万回以上再生されている。
ブリスさんは動画の末尾で「この動画はAmazonにスポンサーにされたものではありません。Amazon以外のネットオーダーサービスでもできます」と綴る。
「私はただ、必要なものを必要な人に届けるのは、思ったよりずっと簡単だと伝えたかったのです。動画を見た人が、同じようにしてくれたら嬉しいです」
(ちなみにこの記事も、Amazonのスポンサード記事ではありません😉)